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可動床(ステージと客席)の開発(205)

(中規模なホールでステージと客席の位置や大きさを変えるための開発です。

 0.NEWS 新開発計画 (チェンジャブルフロアー)

 

 

  以前の床形状をフリーにできるシステム(各床ピースが4段階のどのレベルにでも出来る)(2に記載)から小ホールの理想形状と平土間に短時間にチェンジできるようにし別形状には2日間で出来るようにした。より現実的に効率の良い機構を開発・提案。(2016.7特許取得)

 主な特徴は
@高度なデジタル的機構からアナログ的機構に替え故障が発生する確率を少なくし、メンテナンスも容易にした。
A機構に使うスペースも少なくした。 
Bトータルコストも抑えることができる。

      

1.世界のエドケーションホール(音楽教育用ホール)

 

 

 ザンケルホール(ニューヨーク)

 楽友協会(ウィーン)

 ニューヨークのカーネギーホールの地下にはザンケルホールがある。これはホールの大きさとしては中ホールであるがステージが正面から中央に変えられるようになっている。             

機構的には階段状にブロック 分けし、ユニットを空気でドラフティングさせ 人力で移動できる。中央のステージを囲む エドケーションスタイルに変えて使用している。               

機構的には階段状にブロック分けし、ドラフティングさせ人力で移動させている。中央のステージを囲むエドケーションスタイルに変えることを可能にしている。            

 ウイーンの楽友協会には地下に4種類の仕上げ材の異なったホールが増設されている。これは内装材質の異なる演奏室・客席部の吸音量を変えることのできるリハーサル室等である。                     


 
2.以前に開発した可動床の提案

 

 

 

 エドケーションパターン-1

 エドケーションパターン-2

 エドケーションパターン-3

 サントリーホールの小ホールでは通常は全面フラットの仕様と奥側ステージの2つのパターンが可能となっている。エドケーション使用には中央ステージが理想である。現状では仮設でステージで対応している。その都度設営・撤去をしています。      

 これを解消する機構を検討した際にフリーステージ案を造りました。
 この案は在籍していた建設会社の特許になっています。


 
4.転用の提案

 これは音楽ホールとしての開発であるが床の形状を短時間に変えられる機構として他の建築でも2つの形状を持つことによる有効利用が図れる。

全面的だけでなく一部の形状を変えることで高い付加価値となる場合もある。ある程度のコストで可能になれば、いろいろな会場に転用できるだろう。
(食堂+舞台・各種式場等)