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海外コンサートホール視聴報告(206)

  今回の視聴旅行では7回のコンサートが聴くことができました。
 10月12日より23日までモスクワ@A→サンクトペテルブルグB→プラハ(チェコ)CD→
 ウィーン(オーストリア)EFを回りました。 
 
 @モスクワ音楽院小ホール (海外コンサートホール視聴)                      武本 毅

1 チャイコフスキー記念モスクワ音楽院ラフマニノフホール(2012.10.13 土)
   
    演奏者:小学生〜高校生の発表会
      床材:木(通路と広めの舞台前は絨毯)
     このホールはモスクワ音楽院の小ホールです。世界の英才教育を受ける3大音楽院の一つです。小ホールとして評判の高いホールです。


 非常に音のバランスの良いホールでした。内装は美しい可愛らしいデザインで纏められていました。

 出演者は世界中からこの音楽院に学びに来ている若い音楽家です。各種楽器演奏のレベルの高さに驚嘆しました。さらにひたすらな演奏に新鮮さと元気なエネルギーを感じ楽しめました。

小ホールの美しい可愛らしいデザイン  2012.10.13)

 同じく天井のデザインも可愛らしい。  2012.10.13 全体的に質素だがバランスの良い纏まりがある。
窓は普通の窓だが一応2重になっている。2012.10.13
モスクワ音楽院の正面(3つのホールがある。)

1.演奏の感想

ジュニア版プロなのか天才的演奏家への過程なのか考えてしまう 、両方あるように思えた。 ジュニアなのにレベルの高さに驚いた。ピアノ・バイオリン・クラリネット・フルート・トランペット等だったが一人一人技術も個性も違うがそれぞれ素晴らしい。
ホールも良く楽しい驚異の演奏会だった。

2. ホールの感想

 非常にバランスのよいホールだ。壁からの反射音は側面が2重窓でガラス面になっているが特に気になる音は無かった。天井は質素だが美しい装飾が施されている。そこからの反射音も質・量が良く自然な響だった。全体に音響的な工夫は特に見られないが非常にバランスが取れている、天井の高さ・幅・長さ等空間的な比率が良いのだと思う。シューボックスタイプの会場の代表はウィーンの楽友協会のホールだがそこと同じように空間のバランスが良いのだろう。

 この会場は小ホールとして音の良いホールとして定評があるのだが共通点は装飾が室内の各面で反射面としての性能を悪くしない範囲内にあるのだと思う。色々な装飾は聴く人の感性に美しさが有効に作用し音がさらに良くなるように感じるのだが凹凸が多すぎると音を悪くしてしまう。しかしある範囲内ではプラス面がマイナス面を感じさせなくしているのだ。それなのにたびたび装飾が良い音を作り出す要因の一つだと言っている評論家もいる。
  私は視覚からくる錯覚だと思う。 壁からの反射音は側面の二重窓のガラス面からの反射音が懸念されたが特に気にならなかった。壁・天井の材質は質素だが美しい装飾が施されている。そこからの反射音も質・量が共に良く自然な響だった。全体に音響的な工夫は特に見られないが非常にバランスが取れている、天井の高さ・幅・長さ等空間的な比率が良いのだと思う。                                        

 
 

3.若い天才的演奏家へ期待

 ピアノだけの演奏の時と伴奏としてピアノ使用時と一回一回係りの人が小まめにセットし直している。 そして司会者が毎回次の演奏者と曲を丁寧に紹介している、聴衆もよく聴いている、そして聴き終わると賞賛と期待を込めた暖かい拍手を送っている。
 一番驚いたのはこんなに何人もの若い天才的演奏者が集まっていることだ。すぐにプロとしてやっていける技術レベルだ。
でも将来有名な演奏家になる為には色々な面で成長しなければならないだろう。彼らの多くが素晴らしい演奏家に育つように!
 Aチャイコフスキー記念モスクワ音楽院バリショイホールの視聴 2012年10月13日(土)       武本 毅
  演奏者:モスクワフィル
 曲目 :バイオリン協奏曲 3番, シンフォニー 2番

  正面プロセニア(舞台)前のアーチ(2012.10.13) 2階席バルコニー先端と柱壁の著名な音楽家の額(2012.10.13)

1. 視聴の感想

  数時間前にジュニアの個人発表会でこんなに天才的なソリストが集まっていることに驚嘆させられたこともありモスクワフィルには期待を持って聴かせていただいた。 曲目は後で調べれば判ると思っていたが判ったのは ロシア語がABCから全然違う言語で、辞書を引くことすら難しく個人名は判らなかった。演奏はそれなりにす ばらしかった。ベテランのソリスト、そして管弦楽団といった感じだ。音楽院の先生方の演奏会という感じだった 。

2.ホールの感想

   この音楽院は年の歴史を持つ音楽院で世界の3大音楽院の一つである。 3つのホールがありこれが大ホールでバリショイホールと銘々されている。
   プロセニアム(舞台)と客席の間にあるアーチ状の枠が気になった。多分、無い方が反射音は素直に返ってくるのではないかと思う。軽い装飾と著名な音楽家の額が多数掛けられている。装飾が音響を害しているとは思えないが、全体に反射音が多めでそれほど音が綺麗ではない。2 階席バルコニーの先端形状が内アールになって、音の反射に悪い影響があるのかもしれない。

3.都市の感想

 空港から都心までがかなり遠いので、その間タクシーで移動したが、あちこちに紅葉した樹木が見え、高い建物は無く、広大な国のゆったりとした良さを感じた。一方で道路の舗装が中央部分しかされてなく、広い面積を維持することの大変さも感じた。街でも雨水のはけが悪く、水溜りがところどころにあった。
 モスクワは赤の広場だけでなく、寺院等観光都市として見せられるものがいっぱいあるのだが、街は観光客対 象の看板や案内板も殆どない。もったいない気がする、今後変わっていくのだろう。
  



Bサンクトペテルバルグ大ホールの視聴報告 2012年10月13日(土)

武本 毅


   
   ホール全景(豪華なパイプオルガンが大きい・中央舞台の奥行きが短い為両翼に奏者が押し遣られている)(2012.10.16) 客席両サイドは無垢の石の列柱、豪華さはこの都市の宮殿・寺院と同様に凄い。(2012.10.16)
 

ホール内部の印象


 白い太い円柱柱が会場を取り囲んでいるのに圧倒された。この柱は長さが8m以上の無垢と思われる石だ がこのホールの多くのことを物語っている。サンクトペテルブルグは帝政ソ連時代にはレニングラードと呼 ばれていた。当時の主権者が国の象徴として贅を尽くして建てた宮殿・寺院が多数現存している。このコン サートホールもその延長線にあるのだろう
 正面に銀色の立派なパイプオルガンが正面の面積の大半を占めている。銀色に見えるがもしかしたら無垢 の銀製 かも知れない、十分に有り得そうなことだと思えてしまう。それはこの町の建物が余りに立派で本物志向だからである。無垢でもそうでなくてもホール自体の音響には余り関係ないのだが、「 ホールの建設に対する考え方は豪華な宮殿の一つを造り上げることだ 」と理解すると納得出来る。

ホールの視聴


 ステージの形状はパイプオルガンが立派すぎて舞台の中央部の奥行きが狭く演奏者が3列しか並べられない、その分奏者が両サイドに分厚くなり6〜7列位になってしまっている、これでは左右の奏者が互いの音の連携が難しくなる。また聴衆も正面から聴こえるべき音が左右に広がりすぎて不自然に聴こえて落ちつかない。
 舞台の正面のパイプオルガンの下は扉になっているように見える。もしかしたら合唱用スペースかも知れない。いずれにしても正面壁からの反射音は弱いように聴こえた。
 客席両サイドの丸柱の列柱は石のため反射は強くするがR面のため拡散されて弱められているので問題ないように思えたが、聴き手の各席にはどの柱からも反射音がくる為に音の像が不明確になっている。その上柱の後ろの壁からの反射音がすっきりしない。全体的には超豪華な贅を尽くしたホールで建物としては素晴らしく視覚的にはよいのだが音のことは余り配慮されていないようだ。

このホールの存在意義                  

 建築的には超贅沢の粋を集めたホールであることは間違いない。
モスクワでもこのサンクトぺテルブルグでもその時の主権者が国の威信を懸け出来得る限りの知力や財力を継ぎこんで造り上げた寺院や宮殿がある。そしてそれを後の国民が国の歴史的遺産として大切に維持している。その面で素晴らしい国民だと敬服する。日本ももっと歴史的遺産を大切にすべきだったし、今後すべきだと思った。                  

日本のホールと比較し                  


 日本のホールも音響よりも形状や彫刻に重きを置いて建設されているのが多々見受けられるが、このホールはその比ではなかった。コンサートホールはまず建築音響を主に造ることが大切なのだがそれが出来て いないホールが多い。それを少しでも良い方向へ換えて行く事が出来ればと思う。

                 


C ルドルフィルム(芸術家の家)小ホールの試聴  2012.10.17(水)

                  武本 毅
  

両サイドの壁は柱型が円柱では無くて平面である為反射音が素直だった。音響的に非常に良い小ホールだと感じた。2012.10.17


現地調達チケット


 メインのチケットは日本で購入してから旅行コースを決めている。現地の小ホールなどのチケットはいつも現地調達である。今回の小ホールの室内楽のイブニングコンサートのチケットも現地のフロントで購入できた。

ホールの視聴


  会場は工芸と音楽のルドルフィルム内にある小ホールで入り口はモルダウ川に向いていた。中には小ホール以外の工芸関係の部屋が幾つも入っていた。   会場は200人位の小ホールに見えた。会場の両サイドの壁はデザイン的にはギリシャの宮殿に見られるエンタシスの列柱であるがRではなく平面状にカットされていた。壁面からの出は約5cmだけだった。部屋の 規模を配慮したデザインと思われるが音響的に良い結果となっていた。   
 室内楽の演奏者はかなり年配の方々であったが素晴らしい演奏で感激した。チェコフィルの現メンバーかOBかは解らないが調和の取れた最高の演奏だった。 聴衆に感動を与える音楽 曲目はスメタナなどの作品だったがそれも良かった。やはり曲・演奏・会場の全てが揃ったときは聴衆に素晴らしい感動を与えられるのだと再認識した。そして建築費用を掛けることと音の良いホールを造ることとは全く違うことだと確信した。このホールは音響とデザインが両立されている理想のホールだった。



 Dルドルフィルム(芸術家の家)ドヴォルジャ−クホール(大ホール)の視
                                                     
2012.1018(木)                                                                                                                                  武本 毅
   
ドボルジャークホール(大ホール)のステージ。(2011.10.8) 客席部の壁は中段から上は石の列柱、下部はクロス張りです。(2011.10.8)
   
客席天井は見事な円形のデザインなのだが?(2011.10.8) 上の写真の上段・下段間の美しいしいボーダー。   (2011.10.8)
 

ホール内部の印象
 このホールもサンクトペテルブルグの大ホールと同じように客席を石の円柱が取り囲んでいた中段からなので柱の長さはそれより短かったが宮殿のように豪勢で立派だった。 客席の形状が四角形なのを見た時に少し不安になった。巾に比べて奥行きが短すぎるのである。この形状はコンサートホールでなくて多目的ホールの形状なのだ。客席の中段から下の壁と奥の壁はクロスだった。木下地にクロスを巻いたパネルが両サイドも後部も張られていた。

ホールの視聴
 演奏はチェコフィルでドボルザークの聖歌とストラビンスキーのバレエ組曲等だった。オーケストラ もバスのソリストもそれなりに良く素晴らしかった。
それなのに聴こえる音が豊かでなく私にとってはもったいない歯がゆさを感じた。それは音には直接音と反射音があるが直接音はどのホールでも殆ど同じであり、違うのは反射音である。良いコンサートホールでは綺麗な反射音が個々の聴衆に十分届き後方に消えてしまうのが理想だ。このホールの一番の問題は両サイドの壁の美しいクロスだと思う。クロスは吸音材としては有効であるが反射材としては全く良くない。それは表面が滑らかでない事と下地の木からの反射音まで吸収するため綺麗な反射音にはならない。さらに会場が横に広いので量的にも反射音が足りないのだ。
天井が円形の模様が見事に画かれている、ホールを宮殿の大広間的にデザインしていくうちに円形天井にしたのだと思う。理由は別として良いコンサートホールの条件としては巾と奥行きの比率が非常に重要なのだと感じた。

 プラハの印象
 昼間プラハ城まで散策した。高台からの街の眺めは評判通り美しかった。帰り道はカレラ橋を通り聖人達の像と出店を楽しんだ。ドナウ川がゆったりと流れていた。幾多の戦いを経験して今の平和を築く変遷を見てきたのだろう。スメタナのわが祖国は美しい素朴な音楽で私の好きな曲の一つである。これはモルドウ等の作品集であるが時代の変遷の中で祖国への希望や思いを美しく画いたのだろう。翌朝演奏会場の売店に行き思い出にそれの最新CDを買った。

 

 

E 楽友協会大ホールの試聴          2012年10月20日(土)                                                                                                                  武本 毅

   
外観(演奏会に来られる聴衆のレベルの高さをここから感じてしまう。何か素晴らしい演奏が聴ける気がしてしまう。(2012.10.19) 内観(ステージ後の壁が新しくなっていた) 以前はベニヤの縦ルーバーで内部の旧オルガンの音の出口だった。(2012.10.19)
   
 客席左右のブロンズの女神像は何時来ても美しく輝いて並んでいる。(これは2階の桟敷部分の化粧支柱)(2012.10.19) 上の写真の上部。正面のパイプオルガンは新しものになったのだろう。(2012.10.19)
 
   
天井もとても美しい。以前は何かに書いてあった「金の音色」なんてある訳ないと思っていたが最近は「あるかも」と思いっている。(2012.10.19) 指揮者はサイモン・ラトル。ウィンフィルもソリストも合唱団も素晴らしく最高の音楽に出会えた。(曲はシューマンの祈祷曲)(2012.10.19)
 ウィンフィルハーモニーの演奏配列の変化

 
このホールは世界で最も音の良い3大コンサートホールの一つである。毎年ウィンフィルの新春コンサートを世界にテレビ放映されることでも有名である。 数年前より私も正月の楽しみの一つにしていた。ホールに異常に関心のある私は以前オーケストラの配列がほかと違うことに疑問を抱いていた。それはコントラバスとセロが客席に正面を向いて横一列に並んで配列されていることだった。私なりに当時その原因はホールの仕様に関係があると思っていた。
数年前に運良く舞台の後璧を確認できる機会に恵まれた。後壁はなんと12mm位のべニアの縦ルーバになっていた。それは内部にある新しいパイプオルガンの音を出す為だと知った。これでは反射壁としては少し弱いため配列で補っているのだと解釈した。
 今年も新春コンサートをテレビ視聴していたが今年は配列が変わったことに気付いた。コントラバス等の配列が普通のオーケストラの配列になっていた。

 ホールの視聴

 今回の演奏は素晴らしかった。それはなぜ素晴らしいか理由なんかどうでもいいくらい素晴らしかった。曲はシューマンの祈祷曲で指揮者はサイモン・ラトルだった。ソリストも合唱団も素晴らしかった。   ホールの音は正面からの反射音が増えさらに素晴らしくなった。椅子も新しくなっていてホール全体が数年前より美しくなっていた。以前から正面から来た音が聴衆の一人一人の横を通り過ぎ後方で消えて行く理想のホールに近かったが今年は完璧だと感じた。後部の立見席が吸音してくれることは良いことなのだろう。両サイドの金色の女神像の列柱はビデュアル的にはすばらしいが音響的には良いはずは無いと考えるのだが、サイドの壁が反射面としての必要な役割は果たしているのだろう 重要なのはそれぞれの面の反射壁は正しい向きの有効な壁がある割合以上に有ることだと思う。 
 

シューボックスタイプのホール

コンサートホールの音の良い形状の一つとしてシューボックスタイプ(長四角の箱型)が挙げられ、このホールがその代表になっている。そして確かにビデュアル的にも音響的にも素晴らしいホールである。しかし形だけ真似してもこのホールの様にはならない。前回見学したがこのホールの地下には 4つの形や仕様の違う研究用兼練習用ホールが増設されている。そこで積み重ねられたものやウィーンの音楽的文化の集大成があってこのホールが出来上がってきて、そして絶えず音楽空間を向上させていることは素晴らしいことであり敬服させられる。

F ウィーン コンサートハウス大ホールの視聴
                  
      
20121021
                                                  武本 毅                            
 

   
ウィーン: コンサートハウス
ハリウッド・イン・ビエンナ(フィルムコンサート)(2012.10.21)
動画とフルオーケストラのコラボレーション
(2012.10.21)
   
客席にまでサイドスポット照明を浴びせて会場全体をショーの一部に取り込み演出していた。(2012.10.21) 後部よりのスポット照明 (2012.10.21)
 

現地調達チケット 
 ウィーン交響楽団の本拠地であるコンサートハウスの音を聴きたくネットで探した。たまたまハリウッド・イン・ビエンナ(フィルムコンサート)が日曜日に上演予定になっていた。観光ガイドではこのホールは各種の音楽が上演される会場であることが書かれていた。私自身はフィルムコンサートを聴いたことはなかったがなんとなくアメリカ的ショーをイメージした。チケットはネットでは居住者でないので買えなかった。前日に会場に行ったが土曜日のため券売り場は開いていなかった。それでも興行前45分前に開くと言うドイツ語の案内を見つけ当日購入した。

 

フィルムコンサート
 演奏はウィーン・ラジオ・オーケストラだった。場内はスポットライトが光の束をステージだけでなく会場全体に投げていた。舞台はかなり広いがフルオーケストラと合唱隊・6人のソリスト等で一杯になっていた。舞台奥上部にスクリーンがありそこに映し出された映像に合わせてオーケストラや合唱が演奏された。大規模で大音量のアメリカ的ビッグショーが繰り広げられた。 

 

ホールの視聴

ホールの形状は間口も広いが奥行きも天井高もありかなり大きな空間が造られていた。両サイドは石の列柱が豪華さを象徴するかのように並んでいた。そして壁は腰の部分が石でその上が布巻の木パネルだった。舞台の奥は棒状の金属?が並んでいた。 問題の音響であるが舞台奥壁からの綺麗な反射音はなく、サイド壁からの綺麗な反射音も無いのだが残響はかなり残り騒がしく聴こえていた。天井もかなり装飾されていたがそれからの反射音は天井が高いせいか全く問題ないように感じた。 総体としてコンサートホールとしては非常に豪勢で立派でありビジュアル的には素晴らしいのであるが良い音が強調されずあまり綺麗でない残響が残ってしまうホールに感じた。このショーにはそれが合っているのかも知れない。

 

新分野のコンサート興行

 このホールは色々なジャンルの音楽の興行に使われていると書かれえていたが今回のフィルムコンサートもその一つなのだろう。客席はかなり埋まっていて興行的には成功しているようだ。新しいジャンルの音楽をトライし、それでこれだけの聴衆を集めているのは素晴らしい。ネットでチェットを購入できる時代になり興行の仕方も進化している。色々な良い面を組立て有効に活用することが大切なのだろう。



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